1.チケットノルマに苦しむ若い芽
このサイトを開設したきっかけは、
音大を卒業した演奏家たちがチケットノルマに苦しんでいるところを目の当たりにしたからです。
駆け出しの演奏家がチケットノルマを売り切れなかった場合、
自腹切って出演するということが起きています。
音楽で稼いで足りない分をバイト代で補うのではなく、
バイト代が演奏するレッスン代とチケットノルマに消える
という何とも苦しいことになっています。
お金の話を演奏家からお客さんにすることは無いと思います。
しかし、華やかな世界で実際に起きている問題です。
数字の話を見たい方はここをクリック
一例の話をしましょう。※金額は各々違います。
団体からのチケットノルマが原価2,500円×10枚だと、
25,000円を先払いして出演を確約するということになります。
原価2,500円のチケットを定価3,500円で売るとすると、
8枚(28,000円)売らないとチケット代すら自分で負担しなければならない。
つまり、自分が演奏するのにお金を払うことになります。
チケットノルマ以外にもお金はかかります。
若手は先生に習うレッスン代1回10,000円前後がかかります。
1公演あたりレッスン3回程度で30,000円です。
(レッスン受講は人によります)
チケットノルマ:2,500円×10枚=25,000円
レッスン:10,000円×3回=30,000円
チケット1枚の利益:1,000円
チケットノルマ10枚も含めて30枚の販売でトントンです。
交通費などの諸経費含めるともっと必要です。
一個人として利益を出すにはお客さん30人以上・・・
かなりきついハードルに感じます。
2.何をするにしてもお金はかかる
印刷物や場所代、機材代等のコンサートを行うための経費は先払いなので、団体の負担はコンサート前になります。
その分を確保をするために事前に演奏家が負担することは理解できます。
チケットノルマも悪ではありません。
チケットノルマが無ければチケットを売ることに必死にならない演奏家もいるでしょう。
若い芽にとって、チケットを必死に売ることは未来のファンへの働きかけにもなります。
3.若い芽の集客の難しさ
若い芽には毎回来てくれるファンはいません。
(いても親類縁者)
知人、演奏家仲間も来てくれると思いますが、
金銭的にも時間的にも毎回は難しいでしょう。
(特に演奏家仲間だとお返しの応酬に)
皆さんは集客方法として、
Facebook・Twitter・Instagram・Youtube等で宣伝していますが、
SNSのフォロワーや友人はほとんど顔見知りです。
新規が欲しいけど知らない人は不安というジレンマもあるでしょう。
自分で宣伝をしても相当工夫しないと新規を獲得しづらいと考えます。
このように個人で新規開拓を行うのは相当ハードルが高いと思います。
4.私に出来ること
私が演奏家と関わりを持った中で、何かできることはないかと考えて
音楽もWebも素人ながら、このサイトを立ち上げるに至りました。
サイトの目的にも書きましたが、
当サイトの目的は「演奏家への支援」です。
演奏家への支援は下記の3つです。
・新規顧客獲得の支援
・情報的な支援
・経済的な支援
最後に
始めたばかりのサイト、手探りで行うWeb運営となりますが、
着実に進めて、お役に立てるよう頑張ります。
ご支援のほど、よろしくお願いいたします。